春分 初候(第十候)「雀始巣(すずめはじめてすくう)」

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春分は立春から始まる春の中間にあたります。また、昼と夜の長さが同じになり、太陽が真東から昇り真西に沈むので、古来から特別な日だったようです。

仏教が日本に浸透すると、沈む太陽を見て西方極楽浄土を観ずる修行などが行われ、現在の彼岸の習慣が生まれました。

また、今年は春分の日が旧暦の2月15日に当たりました。この日はお釈迦様の入滅(命日)の日であり、当院が属している東林院結衆では、「涅槃会(ねはんえ)」というお釈迦様の遺徳を偲び感謝する行事がお隣の宝幢寺様で20日から二日間に渡って行われ、午後からは当院種蒔大師堂に移動して、弘法大師の入定を偲ぶ「正御影供(しょうみえく)」が行われるなど、例年に増して仏縁に恵まれた彼岸となりました。

「暑さ寒さも彼岸まで」と申しますが、本当に暖かい日和となり、行事もお墓参りも沢山の方にお越しいただき、ありがとうございました。

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