お寺deヨガまつり

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開催直前のお知らせとなってしまい恐縮ですが、明日新たなイベントを開催いたします。

仏教・密教はインドで生まれ、ヨガと同じく瞑想を最も重要視します。また、仏教の瞑想といえば座禅をイメージされる方が多いと思いますが、密教=真言宗の修行も瞑想法である瑜伽行(ゆがぎょう)=ヨガを基本とします。

密教では、三密瑜伽といって身口意つまり行動・言葉・意思が、御仏と自身との加持力によって御仏と同じになることを目指して修行します。具体的には、手に印契を結び、口で真言を唱え、心に仏を感じるといった瞑想を様々な作法に則って行います。

同じインドで生まれ発展してきたヨガと仏教密教の瞑想は、本来同じものを目指しながらそれぞれの方法論を生み出し、次第に独自性を強めた結果、今では全く別物で共通性があるとは思われなくなっているようです。

しかしながら、本来同じものを目指いて共通性の高いものであることを広く知っていただきたいと考え、このたびお寺deヨガまつりというイベントを企画いたしました。

今回、インドヨガを深く修められている講師の方々に多数お越しいただき、各々の実践法をお伝えいただける機会を得ることができ、大変有り難いことと感謝しております。

ご興味がある方には、是非この機会を活かしていただければ幸いです。

お寺は、祈りの場・供養の場でありますが、何よりも瞑想の場・修行の場としてが最も重要な存在意義です。

初夏に種まき祭りで蒔かれた大師の発心の善種が育まれ、このヨガまつりで多くの方々の菩提心の花が咲き実をつけることを願っています。

東林院 副住職  一真