立春 次候(第二候)「黄鶯睍睆(うぐいすなく)」

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毎月八日は、当院ご本尊「身代薬師如来」のご縁日です。とっぷりと日が暮れた頃、薬師堂にて護摩を修しました。

境内の一番奥まった所にある薬師堂はとても静かで、ロウソクの灯りのもと真言を念誦していると、ピンと張りつめた静寂が落ち着きと同時に緊張感をもたらし、集中力が増していきます。護摩に入ると、それまでの「静」から「動」に変わり、炎に照らされながら仏と向き合い、自他の区別を離れ一体となることを目指します。まだまだ真似事に過ぎませんが、精進していきたいと思います。

さて、今日から立春も次候(第二候)に移ります。

黄鶯睍睆(うぐいすなく)

山里では春を象徴する鳥「鶯(うぐいす)」が鳴き始める頃とされています。

まだまだ寒さ厳しい時期で、実際寒波が来ていて週明けは雪がちらつくかもしれませんが、鶯の鳴き声がしないかちょっと気にしてみたいと思います。