立春 末候(第三候)「魚上氷(うおひにのぼる)」

記事公開日

4AF370B7-BAAB-4856-8033-0D3F0D21A344

境内裏にある梅の蕾が膨らんできました。

立春も昨日から末候(第三候)に入っています。

魚上氷(うおひにのぼる)

川や湖に張っていた氷がゆるみ、魚が割れた氷の間から顔を出す頃とされています。

四国では、山間部なら氷が張る所もあると思いますが、平野部では滅多にありません。ただ昨年の冬のある日、鳴門市を流れる新池川と呼ばれる運河のような川に一面氷が張っていることがあり、とても珍しい光景でびっくりしたことがありました。

いつか魚が氷の間から顔を出す光景をこの目で見てみたいなぁ。

 

さて、昨日は月一の仏教講座の日で、北島町のフラワードームに行ってきました。

今回は仏教の大まかな解説なんて大それたテーマでお話ししましたが、参加された皆さんはさぞお疲れのことと思います。

仏教は「生きることは苦しいこと」だと認識することがスタートで、なぜ苦しいのか、その原因は何か、どうすればその苦しみから解放されるのかを思索し、修行を実践する中で体験的に克服することを目指します。

こだわり、執着、思い通りにならない苛立ちが苦の原因であることが多いですが、自分の凝り固まった思考や狭くなっている視野がそれを助長し、大きくしていきます。

そんな時必要なのが他人の違う思考や見方に触れることで、時折不思議なくらい目の前が開けることがあります。

あっそうかと気づくこと、うんうんと腑に落ちること、それを繰り返していくことが修行であり、仏道を歩むことかなと思っています。

一真