記事公開日 2018.09.15

今年の夏は世界各地で測定が始まって以来の気温の上昇を記録した。
だからか、あまりの暑さに隠れていた蚊や虫たちもここ最近の居心地の良さに元気に飛び回りだしている。護摩の時にはムカデに首を（何度も）甘刺し？！され、枯葉を掃いていると首すじに毛虫が這い、経を読んでいれば蚊の来襲にあう。どれも仔犬の甘噛み程度で済んだのでまだよかったが、自らの不殺生戒を問われる機会でもあると思っている。
不殺生を究めた人には出くわした虎も襲わず、悪人もまた通りすがるとされる。不殺生とは読んで字のごとく殺さぬのは当たり前、他者の心を傷つけずまた生きとし生けるものすべてに対し、その様な念をもって相対することを意味する。しかしわれわれ人間もまた他の動植物と同じ生態系の中にある。

その中でどの様な態度でのぞむか？

結果がその答えである。
これに依って行き先が決まるとも言える大切な問題（quest）だ。