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今日から二十四節気も「雨水」に移りました。雨の日が多くなり、農耕を始める頃とされています。今日はちょうどその通りに暗いうちから雨が本降りで、乾いていた境内に潤いをもたらしてくれました。
土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)
七十二候も第四候に入り、春の雨がしっとりと土を潤して、そろそろ春だよと地中の生きものに知らせます。
さて、先週の土曜日、檀家さんの有志の方に、大師堂の参道と墓地入り口付近にある忠魂碑の前に枝垂れ桜を寄進植樹して頂きました。これから何十年先に立派に育った桜を見て喜んで貰えるようにと、枝の向きを念入りに考えておられる姿を見て、とても感動しました。御三方には心より感謝申し上げます。
次の日の日曜日、先日蕾が膨らんでいた梅の木を見に行くと可愛らしい花が咲いていて、まだ寒いこの時期に懸命に花を咲かせる梅に心が洗われるような美しさを感じました。
翌日月曜日のよく冷えた朝、勤行を終え梵鐘を撞きに外に出ると、久しぶりに朝日が昇るのを見ることができました。本坊に戻り、仏飯お茶湯をお供えしていると、日差しが経本を照らしていて、その美しさに思わずパチリ。
一真